今朝は朝なのに夕方のよう
時折吹く風が冬のよう
今、大分で十五日から二十一日迄、乳癌の山田泉さんとチェリスト
の交流を描く「ご縁玉」というドキュメンタリー映画が上映されています。
泉さんは今、大分市内のホスピスに入院されています。
「桜は見られないだろう」と…。
泉さんが昨年九月「人生最後の海外旅行」として訪れたパリでの不思議な出会いの
物語。ホームパーティーで出会ったチェリスト、エリックマリア・クテュリエ。
彼はベトナム戦争孤児、生後間もなく仏人夫妻に引き取られ育ち、九年前に養母
を乳がんで失ったそうです。
その彼が三ヶ月後に泉さんにもらった五円玉を手に、大分に見舞いに訪れます。
その際に、せっかくなので皆さんにも演奏をということで、急きょ高田市のカフェで
コンサートが行われました。入りきれなくて別の場所でも。
このコンサートに私達三人も行きました。チェロをしてたお陰で知ったクテュリエさん。
カフエで狭く、間近に、一メートル先位での演奏でした。素晴らしい音色で、力強い
のにやかましくなく、整える息まで聞こえました。このまま死んでもいいかなと思うほど
感動でした。
このコンサート終了後に撮りだめてきたフィルムを観賞させて頂きました。
映画が完成したしたことも嬉しいのですが多くの方に見てほしいし、泉さんが癌である
ことと共に活動されたことも知ってほしいと思います。
泉さんのがんの痛みが和らぐことも心から願っています…。
コンサートの時撮って頂きました。
つい最近、六十一歳の若さで、お世話になった方が亡くなられました。
去年の春にお会いしたままでした。
会いたい人には会っておかなければ、本当に会えなくなってしまいます。
昨日は、大分にいる父に会ってきました。後悔せぬように会っておこうと
思います…。
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